今、ウヨロの森では。 | 森づくりは始まっています。

「ウヨロの森」は、ウヨロ川周辺の「トラストの森」、「エコの森」、「萩の里自然公園の森」の3つの森の森づくり活動の総称として名付けました。
それぞれの森では、自然林を再生したり、維持する森林ボランティア活動が市民参加によりすすめられています。あなたも、これらの森づくり活動に参加しませんか。
ウヨロ川は北海道の南西部白老町に位置し、ホロホロ山を水源とし河口付近で白老川と合流し太平洋に注ぐ水質良好な2級河川です。
1960年代に、ショートカットを中心とする大規模な河川改修が行われ、下流部の左岸には自然豊かな三日月湖が何箇所も残されています。
中流部の支流にはふ化場がありサケの稚魚が放流されていますが、秋には川で自然孵化したサケも戻ってきて、川沿いのフットパス(自然歩道)から間近に自然産卵の様子が見られます。

NPO法人ウヨロ環境トラストが所有しているカラマツ林で、木材生産のための育林と自然林の再生を目標に保全活動を行っている面積2.2haの里山人工林です。また、周辺の8.8haも土地所有者と保全協定を結び森づくりが進められています。
カラマツの間伐木を利用したウヨロ小屋や東屋などの施設が整備されており、森林の手入れなどの保全活動と青少年の自然体験キャンプなどの環境学習活動が一年を通して実施されています。
ウヨロ川下流の河川改修で残された面積約17haの旧河川敷地で、後世に緑豊かな河畔林を残そうと保全活動が行われている森です。河川改修で残った三日月湖が何箇所もあり、豊かな水環境を形成しています。
森林ボランティア団体「エコの森ウヨロクラブ」が、河畔林の自然再生を目標に森林の下草刈りや枝払い、植樹活動に取り組んでいます。
白老町の萩野市街の背後に位置し、面積約200haの雑木林の自然豊かな森林公園です。公園の森では、雑木林の柴刈りや下草刈り、ササ刈りなどの森づくり活動が、管理運営協議会や加入団体など多くの住民団体の手で行われおり、里山植物園づくりと言える活動が取り組まれています。
林の中では、春から秋にかけて美しい野の花が色々見られます。特に春には多くの種類のスミレやエンレイソウ、シラネアオイなどが咲きます。
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