NPO法人ウヨロ環境トラスト

豊かな森とウヨロ川の清流を次の世代に残すために

 

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北海道白老町

 

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報告書の紹介

ウヨロ川周辺の自然環境調査等の報告書を紹介します。 

ウヨロ川中下流域の里山自然環境調査

  発行者 NPO法人ウヨロ環境トラスト 2006年12月発行

ウヨロ川中流部における2009年サケ調査報告書

(自然産卵の状況と鳥類・哺乳類によるサケ死体魚の利用)

  発行者 NPO法人ウヨロ環境トラスト 2010年3月発行

2010年3月 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウヨロ川中流部における2009年サケ調査報告書」

(自然産卵の状況と鳥類・哺乳類によるサケ死体魚の利用)

発行者 NPO法人ウヨロ環境トラスト 2010年3月発行

NPO法人ウヨロ環境トラストでは、活動区域としているウヨロ川中流部において、2009年の秋から初冬にかけてサケの自然産卵の実態とサケの死骸を食べる動物などを調査しました。ウヨロ川は野生サケが遡上し自然産卵する川としては道央圏の中でも屈指の河川ですが、これまでその実態があまり調査されたことがありません。財団法人日本財団及び白老町みんなの基金の助成を受けることとなったことから、専門家のアドバイスや自然ウォッチングセンターの協力を得て調査を実施しました。

試験研究機関でないNPO法人の調査としては一定の限界がありますが、このほど、その結果を「ウヨロ川中流部における2009年サケ調査報告書」としてまとめ、2010年3月白老町において調査報告会を開催しました。

この調査により、ウヨロ川で自然産卵するサケの数が極めて多いこと、また同時に、多数のサケ死体魚が存在し、鳥類、哺乳類に利用されていることが明らかになりました。開拓前の北海道ではどの河川でも存在しながら現在では極めて少なくなった、遡上するサケが海洋から陸域へ蛋白質などの物質輸送を担うシステムが、ウヨロ川では今なお健在であることが分かりました。ウヨロ川ではサケが地域の生態系の中で物質循環の役割を充分果たしており、ウヨロ川の自然の豊かさをあらためて認識したところです。

 

2006年12月 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウヨロ川中下流域の里山自然環境調査報告書」

発行者 NPO法人ウヨロ環境トラスト 2006年12月発行

 NPO法人ウヨロ環境トラストでは、活動区域としている北海道白老町のウヨロ川中下流域を範囲とした自然環境の調査に2005年秋より取り組み始め、2006年に財団法人秋山記念生命科学振興財団等の助成を受けたことから、専門機関や他団体の協力を得て本格的な動植物調査を実施しました。このほど、その結果を「ウヨロ川中下流域の里山自然環境調査報告書」としてまとめました。

この調査はウヨロ川中下流部が市街地にある程度近い田園地帯で、雑木林、カラマツ林、牧場、丘陵地などの多様な自然に恵まれていることから、北海道的な里地・里山として自然環境の現状を把握し里山の今後の保全のあり方を検討するための基礎資料として実施したものであります。限られた期間の調査であり、一部調査ができなかった種もありましたが、この調査によりウヨロ川周辺における植物、昆虫類、底生動物、魚類、鳥類、哺乳類に関する生息種と生息状況の概況が把握できました。

各調査項目では里地・里山の持つ生息場としての多様性が反映され、多様な種がリストアップされたほか、環境省や北海道により絶滅の恐れのある種とされている希少種として、植物2種、昆虫類2種、底生動物2種、魚類5種、鳥類4種の計15種の生息が確認されました。

なお、この報告書は、いわゆる学術的な報告書とは性格が異なり、里山の自然環境保全のための基礎資料として活用するため、様々な機会に集められた資料を基に作成したものであります。このため、調査目的、内容、表現方法等について、各章により異なっております。

 

NPO法人ウヨロ環境トラスト  〒059-0902 北海道白老郡白老町若草町1-11-7

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