里山の文化

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昔の里山(アイヌ文化)

アイヌ民族博物館

アイヌ民族に関する専門の博物館です。

衣食住や信仰・生活様式など、当時を知ることが出来る多くの資料・文化財が展示されています。

北海道の里山はその昔、先住民族のアイヌの人たちが生活に必要なものを手に入れる所でした。

漁労・狩猟・採集を生業とするアイヌ民族にとって、野にある植物は重要な食糧です。

そんな植物の幾つかを紹介します。

(このページの写真提供:アイヌ民族博物館)

アイヌ民族博物館の野草園

 

アイヌの有用植物

アイヌ民族博物館のホームページより

オオウバユリ (アイヌ語名:トゥレプ)

根からとった澱粉(一番粉)を湯でといて,下痢の薬とした。また澱粉は二番粉,三番粉をとって保存食とした。重要な食糧であった。ポロト周辺にも自生するが,一度根を採取した場所からは数年間採らないようにするなどの配慮が必要。

 

利 用 法:薬用・食用

 

 

   

エンレイソウ (アイヌ語名:エマウリ)

アイヌ民族博物館の野草園ではエンレイソウ,オオバナノエンレイソウ,ミヤマエンレイソウの3種を栽培している。オオバナノエンレイソウは,北大の校章のデザインになった。実を食用にした。

   

カタクリ (アイヌ語名:エシケリムリム)

ア片栗粉の原料として知られるほか,葉,鱗茎を食用とした。アイヌも葉,澱粉を食用にした。かつては白老町内にも群生していたが,乱獲の為か姿を消してしまった。一般には,澱粉を傷薬にする。アイヌはオオウバユリと同様に腹痛の薬とした。

 

利 用 法:薬用・食用

 
   

ギョウジャニンニク (アイヌ語名:プクサ)

葉の煎汁を風邪などいろいろな病気の際に服用した。また火傷,痔などに煎汁で患部を洗った。食用にもし,保存食・常備薬として重要な植物であった。生育に時間がかかるため,採りすぎは禁物。

 

利 用 法:薬用・食用

 

 

   

コウライテンナンショウ (アイヌ語名:ラウラウ)

果実を胃痛,腹痛に用いた。また塊茎の毒の部分を除いて食用にもした。一般には塊茎を去痰,鎮痙剤として使用する。腫れ物の吸出しにも使用する。

 

利 用 法:薬用・食用

   

トリカブト (アイヌ語名:

猛毒成分を含む根を用いて,熊などをとらえる矢毒を作った。一般には,様々な方法で毒性を弱め薬用とするが,使用を誤れば命にかかわるため,素人は用いてはならない。

 

利 用 法:薬用

 

 

   

ガマ (アイヌ語名:シキナ)

穂の黒焼きと油を練り合わせ,おできの薬とした。また乾燥した茎葉はござを編むのに最良の材料となる。一般には花粉を下血,吐血に,全草は利尿,浮腫などに用いる。

 

利 用 法:薬用

 

   

オヒョウ (アイヌ語名:アッニ)

アットウシとよばれる樹皮衣の主な材料となる。春先に立木から皮をはぎ,内皮の部分を処理して糸にし,それを織って着物に仕立てた。

 

   

 

白老町のホームページより


http://www.ainu-museum.or.jp/

 チセ(家)をかたどったユニークな建物が、アイヌ民族に関する専門の博物館です。衣食住や信仰・生活様式など、当時を知ることが出来る多くの資料・文化財が展示されています。
 また、ここはアイヌ文化の調査研究、世界各地の先住民族との交流の拠点ともなっています。

資料展示風景 資料展示風景

タマサイ(玉飾り)

 儀式のときに、女性が首から胸にかけたアクセサリーの一種ですが、これは女性の身を守るものとされ、母から娘にと、代々伝えられた「女の宝
物」でもあります。真ん中に金属の飾りの付いたものをシトキといい、2 連、3 連と鮮やかな玉で飾り、その紐の数の多いものほど上等とされていました。
   

マキリ(小刀)

 さやの部分は、トペニ(いたや)やネシコ(くるみ)などの木を削って作られています。アイヌ民族独特の彫刻は、それぞれ所有者が思い思いに施したもので、飾りも個性的。出掛けるときは必ずこれを腰に下げ、大切に持ち歩きました。


   

イクパスイ(棒酒箸)

 この棒の先に杯の酒をつけて、神々に御神酒を供え、祈りを捧げた神聖な道具。アイヌ独特の信仰のなかから生まれ、神と対話することのできる
唯一の道具として、このイクパスイにはいろいろな願いごとが託されました。
   

シントコ(行器)

 鎌倉時代から大正のころまで、本州方面でも御祝儀のときなどに、器にもったお膳を入れ、天秤棒で担いでお祝いの席に運んだするのに使われていました。もともとはアイヌ民族の作ったものではありませんが、アイヌ民族が使うようになってからは、イヨイキリ(宝壇に飾り、先祖代々に受け継がれ、宝物として大切に扱われました。

 

   

ルウンペ(木綿衣)

 写真は、木綿の古裂などを細かく切り、これを切り伏せして独特の文様に仕上げてある極めて手のこんだルウンペと呼ばれる衣服です。地方によっては、かなり文様が異なったものもあります。
このほか、アツトウシ、チカラカラペ、カパラミプ、チヂリなどの種類があります。
   
チエプケレ(魚皮靴)

 鮭の皮で作った足首の上まである靴。「チエプ」は魚、「ケレ」は靴を意味します。一足作るのに、だいたい鮭4本分の皮が使われました。

   

イタ(盆)

 古い時代はただの平たい板で、食べ物を盛るお皿として使用していたようです。次第に内側を彫り込んで窪みをつけ、すじ彫りを施し、お盆として使われるようになりました。



財団法人アイヌ民族博物館

〒059-09 北海道白老町若草町2丁目3番4号
  TEL(0144)82-3914 FAX(0144)82-3685

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